京都に看板を設置するときに必読の情報です

京都市内では、全域に看板規制が設けられています。看板を出す場合は、市に申請を出し、許可を受ける必要があります。また、看板を出す際は、自作ということはまずなく、専門の業者に依頼するわけですが、京都市内に出す看板を製作できるのは、市の登録業者に限られています。そのため、看板を設置する許可を得た場合は、看板の製作を、市の登録業者の中から選ぶことになります。登録業者は市のホームページで確認できます。登録していない業者に頼みたい場合は、その業者に、市へ屋外広告業として登録してもらい、その後に製作を依頼することになります。京都市は、ここまで徹底した態勢をとっています。世界的な観光地であり、古都としての美観を守ることが、市の利益につながるからです。

市民有志がボランティアで見回りも

京都市内全域となると、相当な広さになります。とは言え、市の職員だけで見回れるものではない、と油断して規制に合わない看板を出すのは見合わされます。市民有志がボランティアで見回りをしていて、市内の美観を守ろうと協力しているからです。京都市民全員が、古都の美観を損ねる表示物がないか注意して見ているものと理解されます。古い町並みだけでなく、繁華街やオフィス街でも厳しい規制がおこなわれています。反対も起きず、市民の合意が得られている規制ですので、規制に反した看板をゲリラ的に出しても、好意的に見られることはなく、広告効果も期待できないさそうです。看板を出すとしたら許可を得、街並みによりフィットしたものにすることが得策です。優れた看板には、助成金すら出ます。

許可を得ても、出しっぱなしの看板はNG

看板を出すには、まず市役所の市街地景観課と事前に話し合い、そのうえで許可申請をすることになります。そのあとで審査となりますが、審査にはお金がかかり、申請者がそれを手数料として支払います。許可が出ても、いつまでも看板を表示できるわけではなく、3年後には再び申請しなおす必要があります。その頃には規制基準が変わっている可能性もあります。京都市では、市内を21もの地域に細かくわけ、それぞれに基準を定めているほど徹底して街の美観保持に取り組んでいます。それゆえに、京都市は世界でも屈指の観光地となり、たびたび世界の観光地の人気ランキング上位を占めるようになったという面もあるでしょう。目まぐるしく時代が変わってきた中で、途中で方針転換せず、今日まで守ってきた美観です。規制はますます厳しくなっていくことも考えられます。