観光地京都の看板にはいろいろな制約があります

歴史的建造物のたくさん残る古都京都。みなさんはいままでに訪ねられたれたことがありますか。建造物だけでなく自然もとても美しい京都は、四季折々みなちがった趣の感じられる場所ですが、その京都の景観条例は日本全国で一番厳しくなったと言われています。景観を損なわないためにそれぞれの店が努力して、京都のみオリジナルの看板を掲げるようになりました。どのようなものを掲げるか、申請をして受理されれば設置できますが、看板は色のみならず大きさ、形、も決まっており設置の仕方まで事細かに定められています。違反すれば即おろすよう通達があります。ビルの高にも一定の決まりが設けられました。そういった数々の配慮のおかげで今の京の町並みは、大変きれいなものに整いつつあります。

派手な赤い色をベースにするのは禁止。

例えばマクドナルドにしてもガストにしても、店の看板は派手な赤い色をベースにすることでひときわ目立ち、全国的にも見慣れたものとして目印になるわけですが、京都ではそれが許されず、赤は別の色に変えるとすれば、落ち着いた茶色で、どの店の看板を見てもシックな落ち着いた、上品な雰囲気になっています。悪く言えばみんな同じに見えて、見分けがつかないという感じです。看板の位置もそろった高さで、ごちゃごちゃ感がなく、統一された感じで美しくなっています。京都独特の雰囲気にあわせているなと感じる看板にはほかに、ローソン、マツヤ、モスバ-ガー、ミスド、吉野屋、すきやなどがあります。外観はそのように統一感があるので店内から変化をつけようとガラスの向こうの広告を張り付ける店あります。

京都らしく。美しい街として。観光客が歩く街として。

美しい京都であるとともに観光にきてくださる外国人の方々のために、一目でわかりやすい看板をと、絵で禁止事項をシンプルに表現したり、場所名をローマ字表記から英語表記にして理解しやすくなるようにと工夫をしはじめました。そして道案内の看板は進行方向に合うように設置し、わかりやすさ最優先で作り変えています。こうして古都京都は日本の財産として、街を大切に守るとともに、訪れた多くの人々が心安らぐ街になるように、そして、観光して、街歩きをしているときに困らないように京都全体で考え、アイディアを出し合っています。まだまだ良い街にしていくために変わっていくかもしれません。また、道が大変狭いので、自家用車ではなく公共機関を使って動いてもらえるようにも、工夫をしています。